札幌市豊平区｜皮膚科｜形成外科｜　

●【首いぼ、手足いぼ】ページを作成しました。（2018／08／22掲載）

●【虫刺され、マダニ刺されについて】

　虫刺され（刺虫症）とは、蚊などの唾液腺物質によりヒトの体内でアレルギー反応を起こしてでる症状や、毛虫の毛、蜂の針に含まれる毒そのものによる刺激反応で出る症状のことをいいます。強いかゆみが特徴です。

　治療は、ステロイド外用剤で、かゆみを起こす細胞の働きを、一気に落とすことが重要です。腫れが強い場合は、抗アレルギー剤の飲み薬も併用したほうが効果的です。　

　マダニは、山林など草木の上に生息しており、ヒトの皮膚に吸着して吸血します。吸着しているマダニを無理に引っ張ると、ダニの口を皮膚に残してしまったり、ダニに寄生している菌が刺激でヒト体内に入ってしまうことがあるため、ダニを刺激しないように除去することが必要となります。

　治療は、局所麻酔注射を行い、ダニがくっついている皮膚部を含めて、除去して、傷を縫合します。縫合部は部位にもよりますが、およそ１～２週間程度で抜糸となります。またダニに寄生している菌の感染に対する予防のため、抗生剤の飲み薬治療を行います。

　参考にしていただければ幸いです。（2018／07／02掲載）